とりあえずビールはドロドロ血を促進
夕食前にまず1杯。風呂上がりにも欲しい1杯。「とりあえずビール」というフレーズは、毎日日本中で連呼されていることでしょう。ビールを飲まない下戸の人でも「とりあえずお茶」というフレーズが定番です。
サラリーマンだけでなく、最近はOLや主婦も含めて、仕事を持つ人の大半がこのひとことを口にします。そのときの快感に、まるで信仰のようにすがっているとさえ思えてくるはど凄まじいものがあります。
多くの専門家が「とりあえずビール」の前に「とりあえずコップ1杯の水」が必要だと声を大にします。これは、たとえビールの味わいが下がってしまうかもしれませんがまずは水は飲むべきなのです。
アルコール類は一般的に利尿作用があります。特にビールはそれが強く、例えば1 リットルのビールを飲むと、2倍の2リットルの水分が尿として体外に排出してしまいます。
夏は、多くの人がビールで水分補給と都合のいいようにはいかず、逆に水分を消耗させてしまうのです。利尿作用ではビールがトップだが、水で割った焼酎などのアルコールもまた、体から水分を奪う利尿作用があります。
しかもそれだけではないのです「胃が弱っていたり、肝臓が疲れていたり、親族に脳卒中の人がいたりする場合、アルコールそのものを控えるべきでしょう。
もちろん糖尿病の気配があれば、アルコールは厳禁と考えるべきです。そうした病気の原因に、血液が濃くなったりネバネバしたりで、体内の血行が悪くなっていることも含めてです。そこヘビールを入れると、体内の水分はより減るわけですからもっと病気が進んでしまうことになります。
健康体の人もアルコールを飲む前には水分摂取が必要
病気の人はともかく、健康な人でもビールで体内水分が減るのは同じです。確かにビールの前に水というのは野暮だし、おいしく飲めないのもあります。けれど、ビールが好きなばっかりに、その前の飲水を拒んでいると、体内水分がどんどん奪われてしまい、結果として血液ドロドロ状態を招くことになります。
するとさまざまな疾患が発生、最終的にはビールそのものがドクターストップになる可能性が高あるでしょう。長寿の時代ですから、より長く晩酌ビールを楽しみたいというのなら、やっぱりその前に水を摂るはうが賢いということです。
もうひとつ、とりあえずビールと言って飲み始め、食事をおろそかにするのも禁物です。栄養と夏の暑い日は、水をきちんと摂りながら、楽しむのがビールであり、アルコール類です。
ビールの前後にはプレーンの活泉水を飲むといいでしょう。ビールは、どうしても体が水分不足(脱水状態)になりやすいので前後で飲むのがいいでしょう。