腰から太もも、ひざ、足の裏まで痛い!
以前、保育士をしていたころのことです。私は、園庭で子供と追いかけっこをしていました。その子が足を滑らせて転びそうになったので、とっさに支えようとしたところ、私のほうが体勢をくずしてひっくり返ってしまったのです。
そのとき、腰が「グキッ」と音を立てて、激しい痛みに襲われました。腰が痛くて起き上がれず、病院に運んでもらいました。診察の結果、骨には異常がなく、ギックリ腰という診断でした。「1週問もすれば治ります」といわれて湿布を出されましたが、痛みはなかなか消えません。
そこで私は、近所の整骨院に通ってマッサージを受けました。ところが今度は、よくなるどころか、痛みがどんどん増してきたのです。背すじをまっすぐ伸ばせず、腰を曲げたまま、そろそろと歩かなければなりません。
そんな姿勢でいるので、上半身にも負担がかかったのでしょう。肩や背中もカチカチにこり固まってしまいました。
さらに、腰をかばって歩くためか、太ももやひざ、足の裏までで痛くなってあまりの痛さに、立っていられなくなり、しやがみ込んでしまうこともあったほどです。
「これは絶対におかしい」と思い、もう一度病院で検査を受けました。すると、今度は「軽度椎問板ヘルニア」と診断されたのです。そうしたことを母に話したところ、教えてくれたのが「足の中指回し」です。
母の友人が足の中指回しの先生の治療を受けて、長年の腰痛などがすっかり治ったということでした。
予約を取り、私もその治療院に行きました。私の場合、全身の筋肉がこわばっていたようで、先生は全身を丁寧にほぐしてくれました。
その際に、「なぜこの部分がかたくなつているのか」という説明もしてくれたので、納得しながら治療を受けることができました。1回の治療で、腰の痛みはだいぶ和らぎました。コリも取れたので、背すじも伸びました。でも、私の場合はかなり重症だったので、少し間を空けると、また体がこり固まって、腰痛もぶり返すといわれました。
鎮痛剤を手放せなかった生理痛がすっかり解消
そんな私に先生が教えてくれたセルフケアが、「足の中指回し」です。その名のとおり、足の中指し(第3外趾)をつまんでクルクルと回すだけなので、簡単にできました。
私は毎晩寝る前に、両足の中指を数分ずつ、根もとからしっかりと回しました。すると、体がほぐれやすくなったのか、治療院へ行く回数がしだいに減ってきました。最初のうちは、先生の治療を受けても、1過問くらいで体がこってくるので、月に3回ほど通っていました。
それが、月に1〜2回となり、やがて治療を受けなくても、自分で行う足の中指回しだけで、体調が整うようになつたのです。体の痛みも、次々よくなっていきました。最初に消えたのは、足の裏の痛みでした。足の中指回しを始めて、3~4ヶ月後だったと思います。
それからは、まるで絡まっていた糸がほぐれるように、ひざや太もも、腰の痛みが消え、背中と肩のコリもすっかり取れていきました。丸まっていた背中が伸び、さつそう諷爽と歩けるようになったのです。
立っているときの安定感も、格段にアップしました。以前は、片足立ちをすると上半身がぐらついて、すぐに足が床についてしまいました。今は、1分くらいなら、グラグラせずに片足立ちができます。
また、以前は姿勢が悪かったので、歩いているときに地面しか見えませんでした。背すじが伸びて、遠くまで見渡せるようになり、視界がぐんと広がった気がします。
そういえば、以前は天気によっても体調が悪化していました。雨の日などは、腰から足にかけての痛みが強くなり、とてもつらかったのです。足の中指回しを始めてからは、どんなに天気が悪くても、痛みが出ることはありません。
そのほかに変わったのは、生理痛から解放されたことでしょうか。私は昔から生理痛が重く、ひどいときは起き上がることもできず、うめき声がもれることもありました。当然、鎮痛剤は手放せない状態でした。
ところが、足の中指回しを始めてからは、生理痛がすっかりなくなつたのです。薬も全く飲んでいません。信じられない思いです。足の中指回しで、体の悩みがどんどん解決しました。「痛みない生活」に、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも続けていこうと思います。
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