加齢による肌の乾燥は薄くなる皮脂膜とセラミド、コラーゲンの減少によるケースがほとんど
「石けんが終わってしまったので、お風呂場にあった孫の美肌精油ジェルを使ってみたところ、肌の乾燥とかゆみが治まって朝までぐっすり眠れました」 子供さんの、おじいさんの言葉です。
美肌精油ジェルは、もともとアトピーの子供さん向けに開発されたものではありますが、中高年の敏感肌や乾燥肌にも効果のあることがわかっています。
多くの中高年が悩む敏感肌・乾燥肌は、肌の油分と水分不足が原因です。加齢によりホルモンの分泌量が変化し、皮膚の外側を覆う皮脂膜が薄くなります。皮脂膜が薄くなると、水分が蒸発しやすくなり、肌の乾燥が進みます。
同時に、肌のうるおいを保つ役割をしているセラミドとコラーゲンは、加齢とともに減少します。乾燥が進み、脱水状態に陥った肌は、皮膚のバリア機能が低下しています。バリア機能が低下した皮膚は、ダニや細菌が簡単に侵入するだけでなく、服がこすれるだけでもかゆみを感じるようになってしまうのです。
美肌精油ジェルは、肌が本来持つ油分を落としすぎることなく洗浄し、抗菌しながら水分を補給・保湿することができます。油分と水分が不足している中高年の敏感肌・乾燥肌対策には、非常にマッチしています。
敏感肌・乾燥肌の場合でも、
美肌精油ジェルの使い方はアトピーの場合と同じです。ただし、入浴時のこすり洗いはさけてください。かゆみが強いと、スポンジやタオルで肌をゴシゴシと強くこすりたくなるものです。しかし、こすり洗いによって皮脂膜を必要以上に落としてしまうと、症状の悪化を招いてしまいます。
美肌精油ジェルの保湿クリームが持つ特長として、紫外線をカットする働きがあります。肌の老化の象徴ともいえるシやシワ、たるみを引き起こすこす最大原因は、紫外線による「光老化」です。
紫外線は、波長の違いからUVAとUVBに分けられます。シミやシワ、たるみの発生にかかわっているのがUVA です。「生活紫外線」ともいわれるUVAは窓ガラスを透過し、曇りがちの天候でも室内に入ってきます。
また、波長が長いぶん、しんび皮膚の深くにある真皮まで届きます。長期問にわたってUVAを浴びつづけると真皮は徐々に老化し、シミやシワ、たるみを引き起こすのです。
一方、「レジャー紫外線」といわれるUVBは、表皮を刺激し、サンタンと呼ばれる皮膚の黒色化を招きます。
皮膚ガンとの関連が指摘されているのもUVB です10歳以前にUVBを多く浴びた子供は、成人以後、皮膚ガンにかかりやすいというオーストラリアの研究結果もあります。中高年の肌は新陳代謝が低下しています。
シミやシワ、たるみなどの老化が始まると、簡単には元に戻りません。美肌精油ジェルの保湿クリームは、UVAを81% 、UVBは93% もカットします。紫外線が強くなるこれからの季節では、肌を老化から守る必須のスキンケア製品といえるでしょう。
保湿クリームはメイクの下地としても使えます。ただ、撥水性があるため、リキッド(液体)タイプのファンデーションを使うと、塗りムラの出ることがあります。メイクの仕上がりを美しくするためには、パウダータイプのファンデーションを使うといいでしょう。
メイクは「洗顔料だけで落ちる」と表示されているタイプであれば、美肌精油ジェルの
ボディソープで落とせます。
ただし、耐水性化粧品(ウォータープルーフ化粧品)は、メイク落としのさいにクレンジングオイルを使わなければなりません。
一般のクレンジングオイルは、メイク剤といっしょに大量の皮脂も落としてしまうため、肌の乾燥が進みます。敏感肌・乾燥肌に悩んでいる人は、耐水性化粧品の使用は控えたほうがいいでしょう。