下痢で入院中に便秘になった
私は「病気のデパート」といわれるほど、いろいろな症状に悩まされてきました。食物アレルギーがあるため、米や小麦、ダイズ、ゴマ、ピーナッツ、菓子類はいっさい食べられません。
リンゴやバナナなどのフルーツもだめで、食べられるのは肉や魚、野菜くらいです。市販の調味料にもダイズなどが含まれているので、しょうゆ、みそ、ポン酢にいたるまで、特別に取り寄せています。
どんなに注意を払っても、アレルギー物質が入っていると知らずに食べてしまうことがあります。すると、体中に発赤・湿疹ができ、かゆくなります。血圧が低下して、意識がなくなったこともありました。
ぜんそくも抱えているうえ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったこともありました。
そんな私が去年の夏、ひどい発作を起こしました。おなかが急に痛くなり、嘔吐や下痢が止まらなくなりました。ぜんそくから起こる、血液中の好酸球という成分が増えたことによる症状だそうです。
たまらず病院へ行ったところ、血液検査の結果があまりなかったため、しばらく入院することになりました。
私の場合、困るのは食事でした。以前、病院食のゼリーで急に血圧が下がって、意識を失ったことがあったので、病院からは食事が出せないといわれたのです。そのため、点滴と、自分の取り寄せた食べ物で、栄養をとっていました。
また、医師から処方される薬を飲み、あとは安静にしているだけの毎日を過ごすうち、下痢で入院したのに、便秘になってしまいました。運動不足と、もしかしたら薬の副作用もああったのかもしれません。
そんなとき出合ったのが、「足の指回し」という健康法でした。ぜんそくの症状が落ち着いてきたので、私は本を買うために病院内の売店に行きました。そこでたまたま買った「健康雑誌」に、足の持回しの記事があったのです。
足の持回しには、便通がよくなる効果もあるそうです。ちょうど便秘が気になってていたので、記事を熱心に読みました。そして、下剤をもらって飲むよりも、足の指を回したほうが体にいいのではないかと思い、私なりに少しアレンジしてやってみることにしたのです。
足のむくみとだるさがたちまち消える!
私の足の持回しは簡単です。両足の指を、親指(母址)から小指(第5址)まで、1本ずつ回していきます。10回、反対回しに10回です。親指だけは少し多めに回しています。
そして、左右のふくらはぎを下から上に向かって2〜3回さすり上げます。次に、左右の足首を何度かグルグル回し、最後ルりんに両足のアキレス腱をもみほぐしておしまいです。全部やっても5〜6分で済みます。
入院中は時間があり余っているので、1日に何度も足の持回しを行いました。入浴中と就寝前に必ず行い、昼問ベッドで過ごしているときも、最低2〜3回はやっていました。足の指回しを始めて2日後くらいだったでしょうか。朝食後に自然な便意を催し、スルッと便が出たのです。それ以来、それまでの苦労がウソのように、毎日スムーズなお通じがつくようになりました。
また、寝つきもよくなったようです。以前は、消灯時問になつてもなかなか眠れませんでした。スl ツと眠れる同室の患者さんたちも同様で、皆さん、睡眠導入剤をもらって飲んでいました。私は薬を増やしたくなかったので、毎日眠れない苦しみと闘っていました。
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