お相撲さんが糖尿病にならない秘密は

「お相撲さんがあんなに肥満で太っているのに糖尿病にならないのは、開脚で血行をよくしているから」腰痛の治療で通っていた整骨院の先生の、このひと言がきっかけで、「開脚」を始めることになりました。
血行がよくなるばかりか、やせられると先生はいいます。当時の私は、身長が163cmで体重が82kgあり、小さなお相撲さん並みの体格でした。
太っているせいで足腰への負担が大きく、長い距離を歩くことや階段の上り下りが苦手でした。高血圧で降圧剤も飲んでおり、医師からは「庇圧を下げるためにもやせたほブがいい」といわれていたのでそんな私に比べてお相撲さんは太っていてもあんなに動けますし、糖尿病などの病気にかからず健康的でダ。
その理由が、股割りやシコ踏みといった、お相撲さんが日頃やっている、股を開く動作だったわけです。
私も、開脚に挑戦することにしました。多少、ダイエットを意識して、食事も朝食と昼食は温かいおかゆと、たっぷりの野菜を食べるスタイルに変えたのです。
とはいえ、夕食はお酒を飲み、好きなものを食べるので、以前の食事と大きな違いはありません。私の開脚の方法は、ワイルドというか男性的です。
股が開きやすいようにパンツ一丁になり、いすを使って行います。座面の高さが50cmくらいの普通のいすを、座面がこちらに向くようにして体の前方に置きます。
立った姿勢のまま、いすの背もたれではなく、・座面に両手をついて体を支え、ひざを伸ばして少しずつ腰を落としながら、左右に股を開いていきます。股の位置が床から15～20cmくらいまで下がり、左右に股が開ききったら、その姿勢を1分間維持して、元の姿勢に戻ります。これを、20～30分間くり返すのです。いすの座面に手をついて開脚をすると、太っていて運動不足の私でも、股関節が痛くならずに無理なく股を開くことができます。
とはいえ、最初から股がよく開いたわけではありません。続けるうちに、少しずつ角度が広がっていきました。毎朝、起床直後の5時過ぎから、開脚をしながらテレビのニュースを見るのですが、やっている最中に背中がかゆくなってきます。これは、開脚を行うと、それほど全身の血行がよくなるということです。

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おかげで、腰痛や肩こりが軽くなりました。むくみが取れて足も軽くなり、歩行中にフラフラしなくなりました。長い距離を歩くことや、階段の上り下りが苦手ではなくなったのです。
体重も、トントン拍子にへって、1ヶ月ごとに3～4kgキロはやせたのです。始めて半年間で、15kgも体重がへりました。その後、体重は少し戻りましたが、3ヶ月後にはさらに3kgやせて、計一18kgロもの減量に成功したのです。体重は82kgから64kgになり、104ｃｍもあったたウエストは83cmに。
体脂肪は26％ に下がりました。体型や見た目の雰囲気が、ガラツと変わったのはいうまでもありません。おなかが引っ込んで、太ももが細くなりました。お尻も上がって、足も長くなったように感じます。洋服のサイズは2Lから、LかMサイズになり、スーツ類は全部、買い替えるはめになりました。
今や、小さなお相撲さんの面影はどこにもありません。久しぶりに会う人からは、「病気？ 」と心配されるほどです。実際は、やせてからのほうが肌のハリや顔色がよくなっています。声もよく出るようになり、以前より元気になりました。その後に受けた健康診断では、降圧剤を飲んで160mmHG前後だった最大血圧が120mmHGに下がっていることがわかりました。