入院したら糖尿病だと判明
私の体が糖尿病だとわかったのは、今から10年前の秋でした。肺炎で一1ヶ月ほど入院したのですが、そのときの血液検査で血糖値が高いことがわかりました。
入院中の治療食と薬のおかげで、退院後は食後2時間の血糖値が130mg/dl、ヘモグロビンA1Cは6.5%でした。
退院後も、カロリー制限をした食事療法と運動療法を心がけながら、血糖値のコントロールを生活の中心となっていました。
ところが、昨年の2月に空腹時の血糖値が160mg/dl(ヘモグロビンA1C7%まで上昇してしまったのです。
医師からは、「食事療法と運動療法をしっかりと行いなさい」と厳しくいわれましたが、実際にはしっかりと続けていて、体重も糖尿病を発病したころより16kgも少ない45kgしかありません。
自分としては、できる限りのことはしっかりまじめにやってきたつもりです。
ご飯を食べなくても満足感が得られた
私に目立った変化があつたのは、昨年のことです。友達が病院で行われている糖質制限食のことを教えてくれたことです。 知人のアドバイスに従って、パンを食べるのをやめ、昼食だけご飯を抜くことにしました。
すると、1ヶ月で空腹時の血糖値が130mg/dlになり、ヘモグロビンA1Cも6.7%に低下したのです。
その効果に驚いた私は、本格的に
糖質制限食をはじめ、それ以後は朝食のみライ麦パンを食べ、昼食と夕食は主食を食べない食事を行うようにしました。
「私はもともとご飯が好きだったので、最初の2~3ヶ月は苦しくてストレスばかりが増大しました。。でも、魚や肉は食べることができるので、満腹感は得られていました。
こうして、私の血糖値とヘモグロビンA1Cは少しずつ低下していき、今年の検査では、空腹時の血糖値が88mg/dl、ヘモグロビンA1C5.8% まで改善したのです。
「医師からももう糖尿病じゃないよとうれしい言葉をいわれ、精神的にらくになりました。これからも、自分のペースで糖質制限食を続けていくつもりです。