毛細血管の血行不良で30~40代の人にも白内障・緑内障が増加
生活習慣病の低年齢化が進んでいます。年を取ってから発病するといわれた、白内障や緑内障も例外ではありません。
働き盛りの30~40代で白内障や緑内障になる人が増え、いまや老人の眼病とはいえなくなってきています。
その背景には、生活習慣病を引き起こすドロドロ血液が深く関係しています。30~40代の人に増えている白内障や緑内障の原因は、目の周囲にある毛細血管の血行不良が深くかかわっているのです。白内障は、レンズの役割をす*る水晶体が白く濁る病気です。
進行するにつれて、ものがかすんで見えにくい、光をまぶしく感じる、といった症状が出てきます。
水晶体は本来、透明で弾力があります。水晶体はたんばく質でできているため、毛細血管がつまって栄養が不足したり、酸欠状態が続くと、たんばく質が変質して、白く濁ってしまいます。現在、白内障の有効な薬物療法はありません。現在、白内障の予防や改善には、毛細血管の血行をよくし、水晶体が栄養不足や酸欠に陥らないようにすることが大切です。
緑内障は、房水の循環が悪くなることで起こります。房水は、毛様体で作られ、水晶体の後ろにある後房から、角膜と虹彩の問の前房へと循環し、さらくくに隅角から最後は静脈へと吸収されていきます。
血管のない水晶体は、必要な酸素や栄養分はすべて房水から補っています。さらに不要になった老廃物も一居水が回収し、静脈に排出されていきます。
静脈の血流が悪くなると、房水は眼球の外へとスムーズに排出されなくなります。その結果、房水が眼球内に異常にたまって、眼圧が上昇すると考えられるのです。眼圧が高くなりすぎると、視神経が圧迫されて緑内障を引っぱった老廃物も静脈に排出されていきます。
朝鮮ニンジン血栓ができるのを防ぎ、血液をサラサラにする働きのあることが確認されました。そして、末梢の細い血管を拡げて、血液の循環をよくすることもわかったのです。
ほかの共同研究でも、朝鮮ニンジンが、抗トロンビン作用といって、血栓を作る働きを抑制して生成を防ぐばかりか、血栓を溶かす働きにも役立つていることがわかりました。
朝鮮ニンジンは、ウロキナーゼの働きを非常に活発にすることが確認されたのです。根よりも五倍も有効成分が多い、朝鮮ニンジンの果実には、血行をよくする働きがいっそう強力にあります。実際、朝鮮ニンジンの果実をとったところ、白内障や緑内障がよくなったという報告が数多く寄せられています。